歯科

歯が痛い!虫歯?歯周病?40代の歯の悩み

 

健全な歯は痛みを感じることはありません。

もし、痛みを感じたら、その時点で何らかのトラブルが発生している可能性が高いです。

しかし、歯の構造やどの部分がどういう状態になると痛みを発生するのか?などを知らないと、間違った対応しかできず、痛みは治まりません。

 

例えば
歯がしみる

感じるのは→歯茎の方→歯周病

→歯の先の方→むし歯かな?

 

・歯冠と歯茎は構造が違う

 

 

上の図の歯の構造を良く見て下さい。

 

まずは「歯冠」ですが、この部分は外気や食物、唾液などに直接触れる部分です。

 

歯冠の構造は、外側からエナメル質・象牙質・歯髄の3層から構成されていて、歯髄に血管や神経が通っています。

 

次に「歯根」ですが、歯肉の中の歯髄骨に埋まっている部分になります。

 

外側からセメント質・象牙質・歯髄の3層構造になっています。

 

歯根膜は薄い膜で、歯髄骨との間にあります。歯髄の部分になんらかの刺激(冷たい、温かい、触覚)が届いた時に、痛みを感じます。

 

・歯冠の痛みはむし歯の可能性あり

 

歯冠の一番外側にあるエナメル質が健全である場合、歯髄まで刺激が届くということはほぼほぼ考えにくい事です。

 

例えば、エナメル質に穴が開いた場合(むし歯)や、何らかの原因で、歯の表面が欠けたり割れたりした場合、痛みがでるケースがあります。

 

・むし歯になるまでの流れ

「脱灰」とよばれる現象をご存知でしょうか?

 

これは、プラークや食事によって作り出される「酸」によって、歯の表面からリン酸カルシウム(骨の成分)が抜け出る現象です。

 

しかし、唾液による酸を中和し、再度歯にリン酸カルシウムが戻る「再石灰化」というように、バランスが保たれていれ良いですが、脱灰の方が強い場合、歯自体がどんどん弱まっていく事で「むし歯」になります。

 

・歯の健診で聞く「C2、C1・・・」あの言葉の意味は?

歯科検診や歯科医院の初診の時に、歯の状態を検査し、その時よく右上からC2、C3、C1・・・などの言葉を耳にしたことがあると思います。

 

では、それはどういう状態なのか?ご説明します。

 

初期むし歯(エナメル質が弱まったが穴は空いていない状態)歯科用語でC0~と呼びます。

 

むし歯の初期から進行していくにつれて数字が大きくなります。

 

初期はC0→C1→C2→C3→C4とい順序です。

 

 

C1:むし歯の初期で、エナメル質に穴が開いたが象牙質までには到達していない状態。

 

冷たいものを食べた時に、たま~にしみるかな?って感じですぐ治療すれば軽くて済みます。

 

C2:C1から進行し、エナメル質に完全に穴があき、象牙質まで到達し始めた状態。

 

ここまでくると痛みを頻繁に感じます。象牙質は軟らかいので、ここからの進行は早いです。早急に治療をするべきです。

 

C3:象牙質を貫通し歯髄まで到達した状態で、四六時中痛みを感じます。

 

ここまで来ると逆に歯科医院に行きたくてたまらないくらい痛みが続きます。

 

C4:C3からさらに進行した状態で、歯髄が死んでしまった状態になります。

 

・歯茎近辺の痛みは色々な原因があります。

歯の根元が痛いって事ありますよね。

 

歯は、歯肉の下は骨に埋まっているのいるので、その部分が歯髄の外からの刺激を受けることはまずありません。

 

痛みがあるってことは、根っこの部分が露出している可能性があります。

 

根の部分が露出する場合、歯髄骨が溶けて歯肉も痩せたためにおこります。

 

という事は、歯周病になっている可能性が高いと思われますね。

 

この場合、放っておくと大変な事になりますので、早めの歯科受診をおすすめ致します。

 

・では知覚過敏はどうなの?

 

歯茎近辺の痛みで、むし歯の他に考えられる原因は、知覚過敏によるものがあります。

 

歯冠と根本で大きく異なる点は、根本の表面はエナメル質よりも弱いセメント質が覆っており、露出が確認されている状態での表面は、すでに象牙質しかなくなっているという事です。

 

象牙質の特徴は、象牙細管という細かな穴が多数開いている事により、歯が侵されていなくても歯髄に刺激が届いてしまいます。

 

そのため、むし歯じゃなくても痛み(しみるッ!)を感じてしまいます。これを知覚過敏と言います。

 

・歯周病を防ぐためには

プラークは、歯髄に刺激を与える「酸」を作ります。

 

プラークは嫌われ者なので、そのまま放置しておいても何もいい事がありません。

 

根っこに痛みを感じたら、知覚過敏用の歯磨き粉「シュミテ●ト」などのそれ専用のものが販売されていますので、それをつっかってみて様子をみるのも手ですね。

 

その場合、強い力で磨いてしまうと、穴を埋められないだけか、逆に削ってしまう可能性もあります。

 

・まとめ

とにかくむし歯だろうが、歯周病だろうが歯に痛みを感じたらまずは歯科を受診するべきです。

 

自覚症状だけで素人判断してしまうと、直りが遅くなるばかりかもっと痛みがひどくなる可能性もあります。

 

とかく歯科治療は痛いというイメージがありますが、違和感を覚えたらまずは歯科医院を受診しましょう。