
睡眠に関する代表的な疾患は、しっかりとした睡眠がとれない「不眠症」寝ているときの呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」などがあります。
現在の日本の一般人で不眠に悩まされている人は1,500~2,000万人、4~5人に一人が悩まされてると言います。
睡眠に問題があると、日中に眠気やだるさを感じるのはもちろんの事、集中力が低下し疲労も招きます。
そうした状態が長時間続くと、うつ病や生活習慣病などにかかりやすくなります。
目次
寝る前にスマホやPCを見ていませんか?

就寝前にスマートフォンやパソコンを弄っていると、交感神経がギンギンに働き始めてしまい(興奮状態が続く)眠れなくなることが多いです。
ベットに入る30分前には、スマホやパソコンを見るのを終えて、すぐ寝るようにしましょう。
※自律神経とは?自律神経は交感神経と副交感神経の総称をいいます。
その対比バランスは、
昼間働いている正常な状態時の割合
交感神経6:4副交感神経
会議や人前で発表する時など割合
交感神経9:1副交感神経
上記のような対比になり、逆に眠い時や寝ている時等は
交感神経2:8副交感神経
気分がブルーな時等は
交感神経3:7副交感神経
などのように優位差がでます。(対比は目安です。)
短時間睡眠を自慢する勘違い
よく睡眠時間が短い事を自慢する人がいます(私の周りにも普通にいたりしますが。。)が、それは決して自慢できるような事ではないと言う事を理解してもらいたい。
何故か?不眠が続けば高血圧、メタボリックシンドローム、糖尿病、うつ病などを引き起こしてしまう危険因子となるからだ。
3ヶ月以上不眠が続くと慢性化する可能性が!?
不眠が続く日数は、数日~10日間程度なら問題ないといわれていますが、その中でも3~4割の人は不眠が慢性化し、それが3ヶ月以上続くと不眠症になるケースがあります。
不眠の代表的な原因は、環境の変化などが挙げられます。
特に単身赴任やストレス、周囲の騒音などに要因があるようです。
重要なのは不規則な生活にしないという事です。適度に体を疲れさせる等して不眠を改善していきましょう。
寝酒の量はほどほどに

しっかりとした睡眠をとるには、お酒の量はほどほどにしなければなりません。
アルコールを摂取すると、意外と眠りが浅くなってしまいます。
また、飲酒後3時間はアルコールがアルデヒドという毒素に代わることにより、交感神経が刺激されるため目が冴えてきたりします。
睡眠薬代わりにアルコールを摂ると、次第に体がアルコールに慣れていくため、アルコールの量も増えていきやすいです。
夜眠れないと当然の事ながら、日中の仕事にも支障をきたしてしまいがちです。
自分の眠りをしっかりとコントロールして、体調を崩さないようにしましょう。
就寝前のスポーツは逆に眠れなくなる
適度に体を疲れさす意味で、就寝前にゴルフの打ちっぱなしやバッティングセンターなどで一汗かいてから寝よう!なんて思われる40代中年男性も多いはず。
でもそれは、逆に体が温まって眠れなくなります。
なぜか?それはよく赤ちゃんが眠るときって手足が温かくなります。
それは深部体温を下げるため、体の表面に熱を逃がす熱放散という現象がおきているからですね。
人間の体は、深部体温が下がることで眠りにつきやすくなります。
熱いお風呂は逆効果!ぬるめのお湯で半身浴

先に説明した通り、深部体温を下げることで眠りにつきやすくなります。
寝る前に熱めのお風呂にはいると体温を上げてしまうので、40℃くらいのお湯で半身浴をするのがおすすめですね。
逆に目覚めが悪い人は、熱めのシャワーを浴びる事で、自律神経が活発になり目覚めが良くなりますので是非おためしあれ。
音楽やアロマでリラックス

40代中年男性の中には、クラシックやジャズなど落ち着いた音楽が好きな人も多数いると思います。
眠れない時は、そうい音楽を聴いたり、気軽に読書をしたりして自分がリラックスできる方法を見つけるのもありですね。
国別睡眠時間ランキング(男性)
1位:フランス・504分
2位:フィンランド・492分
3位:イギリス・491分
4位:ハンガリー・488分
5位:ベルギー・481分
6位:ドイツ・480分
7位:スウェーデン・472分
7位:日本・472分