目次
健康診断で異常のあった検査項目
- 空腹時血糖
- HbA1c
- 尿酸値
- 尿たん白
- 血清クレアチニン
上記の値に異常があったあなたは、糖尿病などのリスクもありえますので、現状を把握して改善を図る事をおすすめします。
そもそも糖尿病は何故危険なの?
血糖値が高い原因
肥満、食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足、ストレス、遺伝などさまざまあります。
血糖値の状態が続くと糖尿病のリスクが・・・。
また体内の血管を傷つけることにより、脳卒中や心臓病なども・・・
糖尿病の3大合併症とは?
- 糖尿病網膜症(失明のおそれがあります)
- 糖尿病腎症(透析治療が必要になります)
- 糖尿病神経障害(壊疽による足の切断)
血液中の血糖は、筋肉や肝臓でエネルギーなどとして使われることで下がります。
その際に必要になるのが「インスリン」です。
インスリンはすい臓から分泌されますが、高血糖が続くと膵臓に負担がかかり、やがてインスリンの分泌低下などが起こります。
- インスリン⇒分泌が減って筋肉や肝臓にうまく糖を送り出せなくなります。
- 腎臓⇒尿に糖がもれてしまいます。
- 肝臓・筋肉⇒糖が少なくなる
あなたの検査数値はどこ?
あなたの検査結果の数値はどこにあてはまりますか?
基準範囲 |
保健指導(生活習慣改善) |
医療機関へ | ||
空腹時血糖(mg/dL) | 99以下 | 100以上 | 126以上 | |
HbA1c (%) | 5.5以下 | 5.6以上 | 6.5以上 | |
尿糖(参考値) | 陰性(-) | - | 陽性(+) | |
尿たんぱく(参考値) | 陰性(-) | - | 再検査 | ただちに受診 |
標準的な健診・保健指導プログラム(改訂版)
異常なし | 軽度異常 | 要経過観察・生活改善 | 要治療・要精密検査 | ||
血清クレアチニン <酵素法>(mg/dL) | 男 | ~1.00 | 1.01~1.09 | 1.10~1.29 | 1.30~ |
女 | ~0.70 | 0.71~0.79 | 0.80~0.99 | 1.00~ |
日本人間ドッグ学会判定区分(2016年4月1日改定)
血糖の上昇をゆるやかにする食べ方
- 1日三食規則正しく食べる(抜かない)
- ゆっくりよく噛んで食べる
- 主食の重ね食いをしない(ラーメン+ライス、うどん+おにぎり、パスタ+ごはんなど)
- 間食を控える
- 野菜のおかずから先に食べるようにする
※食べる順番を変えるだけでも効果的です。例えば食物繊維が豊富に含まれている野菜のおかずから先に食べる事で、食後の血糖値の上昇が緩やかになるデータがあります。
糖尿病の予防と改善ポイント
運動・体を動かす
+10で健康づくり
日常生活の中で、今より10分多く(+10)体を動かす事を習慣にする事で、内臓脂肪を燃焼することができ、生活習慣病の予防に役立ちます。また、体を動かす事で「うつ」予防のメンタルヘルスや認知症予防等にもつながらいます。
【例】体重70kgの人が早歩きを10分した場合、1年で1.9kg減らせる計算になります。
・1日中デスクワークのあなたは、1日30分歩いた時の消費カロリーは111kcalです。
・雑用は人任せのあなたは、1日15分率先してやれば65kcalの消費カロリーです。
・エレベーターの利用は3階以内なら階段を使えば、5分で50kcalの消費です。
栄養バランス
【栄養バランスの悪い例】
- 主食が2つ以上:主食に偏ると、エネルギーの取り過ぎによる肥満や血糖値の上昇、栄養の偏りを招きます。
- 主菜が2つ以上:脂質やエネルギーの取り過ぎにより、肥満やコレステロール値の上昇を招きます。
- 主菜がない:たんぱく質不足から免疫力の低下や貧血、筋肉の衰えなど。
- 副菜がない:野菜不足からの食物繊維・ビタミン等の抗酸化物質不足から生活習慣病を招きやすくなります。
普段の食事を改善!おすすめメニュー
- ラーメン好きのあなたは⇒タンメン⇒タンメン+卵+わかめトッピングに変えましょう!
- コンビニおにぎり+カップ麺は⇒おにぎり+野菜サラダでヘルシーに!
- あんぱん+メロンパン ⇒ ミックスサンド+ツナサラダ+低脂肪乳のバランス良いメニューへ!
まとめ
糖尿病にならないように、食事メニューを見直し運動を取り入れてバランスUPをはかりましょう!ほんのちっちゃい事から始めて、習慣化してしまえば問題なく継続できるはずです!
がんばって継続して健康維持を図りましょう!